乳幼児ママの避難所生活体験講座のファシリテーターを務める 福田 久美子さん 保土ケ谷区在住
ママのスキルを地域に
○…区内に住む乳幼児のママたちが、「今災害に直面したら…」と考え企画した『やってみなくちゃわからない!こどもと一緒の避難所生活』講座の進行役を務める。親子9組が公共施設に宿泊。体験を経て、東日本大震災の被災者の話を聞き、自分たちに合った防災を考える。「話を聞くだけでは受け身になってしまう。子連れ避難がどれくらい大変かを体験してこそ、何を準備したらいいのかわかってくる。文字通り”やってみなくちゃわからない”と思って」と力を込める。
○…2歳の女の子のママ。出産前は地域との関わりが少なかったが、育休中は赤ちゃん教室や子育て支援拠点に通った。そのうち企画する側に興味が向き、昨年地域活動のノウハウを学ぶ「はぐぐみ塾」を受講。参加者の75歳の女性とシルバーセンター職員と一緒に、胸当て式エプロンを舞台に見立てポケットから次々と人形を取り出しながら物語を進めるエプロンシアター講座を企画した。「手芸が得意なシニアの女性が、子育て中のママに人形の作り方を教え世代間交流が実現できた」と微笑む。今年仕事復帰したが、今回は塾の同期ママが提案した講座に、自身の専門である参加型学習のスキルを取り入れ企画と進行役で協力している。
○…瀬谷区出身。高1で市の姉妹都市交流でフィリピンに行き「世界をもっと知りたい」と思い、高3で1年間留学、大学では国際協力のワークキャンプに参加した。大学院では参加型学習を研究。大学でグローバル人材育成のワークショップを行っていた。趣味はボサノバの弾き語り。仙台のジャズフェスに出演も。
○…「子どもが生まれて地域が見えるようになった」と語る笑顔は、今を楽しんでいる様子が伝わってくる。「スキルを持っているママがとても多い。地域に生かせるスキルを使って、そこで輝いてこそ地域活動に意義があるはず」。そんな仕組みを考えていくのがこれからの夢だ。
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