橘樹神社(岩崎勝美宮司)の神楽殿で11月21日(土)、奉納歌舞伎の公演が行われる。子どもたちに日本の伝統芸能を継承していくことを目的に、文化庁の地域活性化事業の一環として行われる取り組みで、小中学生7人が9月から週に一度、専門家から厳しい指導を受けながら、稽古を重ねてきた。
今回、披露する演目「青砥稿花紅彩画」は幕末から明治にかけての歌舞伎作者・河竹黙阿弥が手掛けた作品。「知らざあ言って聞かせやしょう」の台詞が有名で「弁天小僧」「白浪五人男」とも呼ばれている。
黙阿弥が両国橋付近で、美貌の青年が女の長い着物を着てぶらぶら歩いているのを見て、弁天小僧を思い付き、当時の人気浮世絵師・三代目歌川豊国に話をし錦絵ができ、それをまたこの芝居に仕立てたという逸話がある演目なだけに、錦絵から抜け出したような華やかさも見どころのひとつとなる。
骨董市やフリマも
神社の境内では21日、22日の2日間、骨董市「アンティークバザール」を開催。月に一度のペースで催されているこちらのイベントも「掘出し物」を求め毎回、多くの来場者で賑わう。
また、神社近くの天王町商店街では21日、22日の2日間、フリーマーケットが開催される。毎回2万人近い人が訪れるこの企画には、今回も150を超える店が出店する。出店料は震災復興チャリティーとして寄付するという。
問合せは同商店街協同組合【電話】045・335・6659へ。
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