天王町の橘樹神社(岩崎勝美宮司)の神楽殿で11月21日、地域に暮らす7人の小・中学生が出演し、奉納歌舞伎公演が行われた=写真。
子どもたちに日本の伝統芸能を継承していくことを目的にした文化庁の地域活性化事業の一環。9月から専門家の指導を受け、稽古を重ねてきた。
晴れの舞台となったこの日は「知らざあ言って聞かせやしょう」という台詞が有名で「白浪五人男」としても知られる演目「青砥稿花紅彩画」を披露。境内には立ち見が出るほどの盛況ぶりで、艶やかな着物をまとった子どもたちが可愛らしくも、本格的な見得を切る度に、境内に集まった観衆から威勢の良い掛け声がかかり、飴玉が入った「おひねり」が飛び交った。
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