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保土ケ谷区版 公開:2016年1月7日 エリアトップへ

顔の見える関係作り推進 新春企画 菅井区長に聞く

政治

公開:2016年1月7日

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インタビューに答える菅井区長
インタビューに答える菅井区長

 タウンニュース保土ケ谷区編集室では新春の特別企画として元旦号の市長インタビューに続き、菅井忠彦区長に区政の現状や展望を聞いた。区長は昨年を振り返るとともに、今年の抱負などを語った。

(聞き手/本紙編集長・高島雄一)

――まずは昨年1年を振り返り、所感をお聞かせください。

 「地域で開催されるさまざまなイベントなどを通して区民の皆さんとお話させていただきました。その中で、保土ケ谷の様々な人や団体がつながり支えあうことが安心していきいきと暮らせる地域になる、ということを実感した1年でした」

――区長に就任されて2年目となった昨年、重点的に取り組んできた区政運営施策と個々の進捗状況などについてお聞かせいただけますでしょうか。

 「地域のつながりといった点では、地域に関心を寄せながら活動をしていく人材を育成する『はぐくみプロジェクト』の活動を支援し、おおぜいの方が地域デビューを果たしました。また、住み慣れた地域で高齢者がいきいきと暮らしていくための取組『きらり☆シニア塾』を積極的に進め、高齢者が自主的に介護予防などの健康づくり活動を実践する場が広がったと思います。そのほか、商店街や横浜国大などとの連携により、魅力あるまちづくりにも力を注いで参りました。

――自助公助の取り組みは2015年度で2カ年計画が終わり16年度に引き継ぐ形になった部分もございますが、いかがお考えでしょうか。

第3期地福保計画スタート
GISシス活用し施策立案

 「安心・安全なまちづくりに向け、地域の防災力を高める『自助・共助の取組』を引き続き進めていきます。昨年10月には、市民の『自助・共助』に対する意識や取組状況に関する危機管理アンケートの調査結果がまとまりましたが、市民の約9割が『大地震が近く起きるのではないか』と不安を感じている一方で、自分の命を自分で守るための取組状況が低い、というギャップが明らかになりました。保土ケ谷区では、区民会議の取組などにより、防災に対する意識が高い区民も多いと思いますが、日頃の備えや助け合いなどについては、区民に身近な区役所が、できるだけ具体的で分かりやすい取組を示していくことが重要であると考えています。今年3月には河川水位警報システムが更新され、リアルタイムでの情報入手が可能となります。災害対策事業については、引き続き重点的に取り組んでいきます」

――「ほっとなまちづくり」の新たな4年が始まります。年々地区計画が具体的になってきていますが区民の意識変化などは感じますか。

 「地域福祉保健計画『ほっとなまちづくり』は、多くの区民の皆さん、関係団体・機関の方々に熱心に意見交換をしていただき、11月に素案が完成いたしました。地区別計画の策定では、住民の皆さんが中心となって各地区の状況に合わせた取組を検討し、その思いが反映されています。しかし、計画ができたことがゴールではなく、今後も地域の様々な方々に参加してもらいながら、推進していくことが重要です。その過程において、区民の皆様のつながりが強化され、安心していきいきと暮らせる地域としていくことが重要であると考えています。各地区の状況につきましては区全体で共有することで、より効果的な取り組みとなるなど、区民の皆さんの期待も高まっていると感じています」

――相鉄の高架化が進んでいます。今後の街づくりに大きく影響すると考えられますが。

 「下り線は2016年度中に、上り線は18年度中に完成する予定です。天王町駅付近から横浜新道付近までの約1・9Km区間を高架化することで9カ所の踏切を解消することができ、地域の南北の分断が解消されます。区としては、本年中に地元の皆さんや関係者の御意見を聞きながら、高架下スペースの活用方法などについて検討を始めたいと考えています」

――来年度の重点施策についてお話しできる範囲でお教えください。

 「さきほどの『ほっとなまちづくり』は、いよいよ4月から運用開始となるため各地区の取組に大きな期待を寄せています。区としても必要な支援を行ってきたいと考えております。地域の様々な課題に区役所が一体的に取り組み、自治会、町内会をはじめとする区民の皆さんとの『顔の見える関係づくり』をさらに進め、『地域協働の総合支援拠点』としての役割を果たしていきたと考えております。そのためにも地域の様々なデータを地図データとして取り込む『GISシステム(地図情報システム)』の活用を進め、より説得力のある施策立案に役立てていきたいと思います」

――最後に区民にメッセージをお願いいたします。

 「2017年には区制90周年を迎えることから、16年度は区民の皆さんと一緒にお祝いをしていく準備の年としたいと思います。保土ケ谷には歴史・自然・伝統行事などの魅力がたくさんあるので、地域のつながりを大切にしながら区民の皆さんがいきいきと暮らせるまちにしていきたいと思います。職員とともに全力で取り組んでいくので、区民の皆様の温かい御支援・御協力をお願いいたします」

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