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保土ケ谷区版 公開:2016年1月14日 エリアトップへ

高齢者事故、全体の3割超 過去6年で最多

公開:2016年1月14日

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 保土ケ谷警察署(若林靖司署長)管轄で、昨年1年間で高齢者が関係した交通事故件数が、一昨年より28件増えたことがわかった。全体の事故件数は減少したものの、34・9%を占め、過去6年間で最多だった。

 高齢者が関係した事故発生状況をみると、自動車141件、歩行中36件、原付14件、自転車13件、二輪車6件と自動車によるものが最も多いが、昨年発生した死亡事故4件のうち3件が高齢者の歩行中だった。

 警察署交通課は、「横断歩道を使わずに道路を渡る乱横断や左側通行が原因による事故も多く、死亡事故にもつながる可能性が高い」と話し、「自身の歩く速度を把握し、無理のない横断を。右側通行を守り、道路を渡る時は必ず左右の安全確認を」と注意を呼びかけている。

 また、高齢者ドライバーが引き起こした事故件数は、過去6年間で最多の116件を記録。中でも、16号線の和田町交差点付近や川島町交差点周辺は事故多発地帯となっている。同署担当者は「一時停止で止まらない。アクセルとブレーキの操作ミスや安全確認不足が原因によるものが多い」と分析する。

 運転免許の自主返納については、徐々に増えてきているものの、「身分証明として使いたい」と更新する人もいるため、同署では身分証として使える「運転経歴証明書」を案内している。返納率向上を目指して、県内の協賛企業や団体、文化施設等に提示で割引などの特典をつけている。

出前教室、さかんに

 また、保土ケ谷区交通安全協会では、一昨年から区内各地で開催されている敬老会などに積極的に出向き、高齢者を対象にした交通安全教室を実施するなど事故防止に取り組んでいる。「車が必ず止まるとは限らない。青信号でも必ず左右の安全確認を」などと注意を促し、さらにその地域での事故多発地帯などを具体的に紹介し、高齢者の身近な生活の中に事故が潜んでいる危険性を訴える。安協は「こういった取り組みで事故を減らしていければ」と話している。

危険エリアの紹介も
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