保土ケ谷産の旬の野菜を使った「ほどがや弁当」のお披露目会が3日、保土ケ谷公会堂で開催された。地産地消をテーマに掲げ検討すること1年。地元の野菜4種類を使ったおかず8品が入った弁当が完成した。
「ほどがや弁当」は、まちづくり団体「ほどがや・人・まち・文化振興会」(羽根一男会長)の朝市街道部会を中心に企画が進められた。区と市民団体が一緒に活動する市民協働事業の一環で、「食から伝える保土ケ谷」をテーマに、検討を重ねてきた。
部会長の渡邉廣子さんは、「保土ケ谷の弁当ならば、やはり保土ケ谷産の野菜を使いたかった」と話し、メンバーによる試食会や、宿場まつりでの試験販売を実施。弁当の内容だけでなく、パッケージや弁当を通じて伝えたいメッセージなどを細かく検討してきた。
この日用意された弁当には、川島町産のじゃがいも、にんじん、小松菜、だいこんを使用。肉じゃが、煮びたし、天ぷら、煮物など、さまざまな形を変えて8品のおかずが詰められていた。パッケージは中身が見やすいよう、「ほどがや弁当」と書かれた5cm幅の帯を使用。メッセージカードには、地域や農家と協力して開発してきた想いが寄せられている。
お披露目会には、菅井忠彦区長をはじめ、招待客ら47人が参加。「野菜がたくさん入っていて、保土ケ谷が野菜の産地であることを実感できる」「子どもたちに保土ケ谷産の野菜を伝えるいい機会になる」などの感想があがっていた。
菅井忠彦区長は、「野菜の味がよくわかる味付け。生産者との距離が近くきっかけになれば」と話した。
今後は区内で開催されるイベントなどで販売する予定で、渡邉さんは「旬の野菜を使うのでその都度内容は変わるが、一つの弁当に地元の野菜を3種類以上使っていければ」と今後の弁当販売に意欲を見せた。
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