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保土ケ谷区版 公開:2016年3月10日 エリアトップへ

3月27日まで自宅で「吊るし雛」のギャラリーを開いている 山本 スエさん 仏向町在住 81歳

公開:2016年3月10日

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元気の秘訣は「楽しむ心」

 ○…近所の友人から長年続けていたパッチワークを「教えてほしい」と頼まれ、20年前から自宅で教室を開いている。ギャラリーを飾る十数体の吊るし雛は、生徒の要望で見本用に作り始めたもの。コツコツと作り続けた作品を地域の人たちで楽しんでもらおうと、8年前から自宅をギャラリーとして開放。「毎年楽しみにしてくださっている方や『使ってください』と布を渡してくれる方もいて、ありがたいです」

 ○…幼い頃から手芸が好きで、戦後間もない小学5年生ごろは疎開後に帯の中の芯などの布きれでバックを作ったという。現在も「ある物でつくる」ことを大切に、着物の打掛なども素材に。「あっと思ったら作ってしまう」というほど、「この布はどんな作品に合うのかと考えるのが好きなんです」と手芸への愛に溢れている。一度集中すると、深夜まで製作が続くことも。

 ○…「手芸は好きですが、一人じゃここまでできないですよ」の一言には夫への感謝が伺える。吊るし雛を飾る木製の装置や作品に使う飾り木は夫のお手製。「自分のイメージや寸法を伝えると、木材の寸断から加工までやってくれるんですよ」と微笑む。今回の展示も3日間かけて2人がかりで飾りつけるなど、これまで夫婦二人三脚で歩んできた。テレビで吊るし雛を展示する古民家を見つけると、夫の運転で現地へ。「昔ならではの素材がある古民家が好き」で、展示物などからインスピレーションを受けると夫のカメラで撮影。貴重な古い布を集めようと四国まで赴いたことも。「観光がてら楽しんでいます」

 ○…料理好きで、教室の生徒たちに煮物や漬物を振る舞うことも。毎週フィットネスや自治会のカラオケサークルに通い、友人と出かけるなど「じっとしていることはない」という。「元気な内は手芸や楽しいことを続けていきたいです」と多忙な日々を愛おしみ、「楽しんでますから」とその”元気の秘訣”を明かした。

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