女性目線で防災について語る会が3月2日、天王町のコミュニティスペースほっとで開催された。
主催者の一人、区内在住の永井沙蓉さんは宮城県塩竈市出身。震災当日は帰省中で、水と電気がないまま自宅で生活していたという。自身の体験や、避難所の様子を女性目線で語った。
例えば、避難所で配られる食糧。食欲が満たされている状態であれば、整列し順番に受け取ることができるが、空腹で食糧確保がままならないときは、力ずくで男性が先に並んでしまい「早いもの勝ちになっていた」現実もあったという。
またある避難所では、仕切っていたのが男性のみだったので、女性の衛生用品が一人一つ分しか確保されず、「全く足らずに不衛生のなか大変だったようだ」と振り返り、「避難所の運営は女性も必要」と話した。
自ら発信する意味
「震災のことを知りたくても、私が大事な人を震災で亡くしていたら申し訳ないから遠慮して聞けなかったと友人に言われ、自分から話した方が良いと思った」と話す永井さん。震災後につけていた日記を見ながら説明し、参加者からも質問が出るなど、活発な話し合いが行われた。
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