熊本県内を中心に最大震度7を記録し、甚大な被害が発生している「平成28年熊本地震」を受け、区内でも義援金の受付や物資の提供など支援の動きが始まった。
区役所1階に募金箱を設置
義援金を募る動きも活発化している。区役所は18日から1階総合案内窓口に専用の募金箱を設置。熊本に思いを寄せながら、募金する来庁者の姿が数多くみられる。
学生時代を熊本で過ごし、現在は仏向町に暮らす30代の男性は「今回の地震で知人も被害を受けた。熊本の惨状に、今すぐにでも現地に向かいたいができない。何ができるかと考えたときに募金だった」と目に涙を滲ませながら話した。
市危機管理課によると今後、地区センターやスポーツセンター等にも募金箱の設置を検討していくという。
手作り切絵で「感謝」伝える
区役所前の「WEショップ・ほどがや星川店」では店頭に義援金を受け付けていることを知らせる案内看板を18日から設置。買い物客らから善意が寄せられている。
スタッフのひとり入江加代子さん(65)は熊本県阿蘇市の出身。実家も損壊を受け、現在は屋根にブルーシートをかけている状態だという。「ここにいても何もできないが、せめて募金してくれた方に感謝の気持ちを伝えたい」と自作の切り絵を贈っている。
横浜FCは選手らが募金
川島町を拠点とするサッカーJ2「横浜FC」は17日、ニッパツ三ツ沢球技場での試合前に選手たちがサポーターらに募金を呼びかけた。
さらに23日には戸塚駅前で全選手、チームスタッフ、フロントスタッフが参加し募金活動を展開した。
食料や物資送付
物的支援も始まっている。市は17日から水缶36万缶、パン3万8千食、ビスケット27万7千食、トイレパック40万個などを熊本市の物資集配拠点に発送。
また、上星川の温浴施設「満天の湯」を運営する株式会社ミューは熊本市内の温浴施設が地震発生翌日から被災者の無料入浴を受け付けていることを受け、300人分のフェイスタオルを送った。(4月23日起稿)
被災地支援活動お寄せください
本紙保土ケ谷区編集室では今後、被災地を支援する区内での動きを継続的に報じていきます。「義援金を送る」「支援コンサートを開く」など情報がございましたら、ご一報ください。
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