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保土ケ谷区版 公開:2016年5月26日 エリアトップへ

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高齢者向け賃貸マンション「たちばな館」 「自分らしく生きる」 シリーズ入居者に聞く【2】 こいけたかしさん(57)

公開:2016年5月26日

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インタビューに答えるこいけさん
インタビューに答えるこいけさん

 岩間町のサービス付き高齢者住宅「たちばな館」。70代、80代の高齢者が入居者の多くを占める中、今回は6年前に脳梗塞で倒れた後、2年前の春、同館に入所した音楽プロデューサー・こいけたかしさん(57)に話を聞いた。

51歳の音楽家に起きた悲劇

 2010年3月のある日、入浴中に身動きが取れなくなった。立ち上がれず、言葉もうまく出ない、利き腕の右手は動かず、左手で浴室のドアを叩き、同居人に助けを求めた――。救急車で病院に搬送されたこいけさんに医師から告げられた診断は「脳梗塞」。クラリネット奏者として円熟期を迎え、順風満帆の生活を送る中での出来事だった。

クラリネットが吹けず落ち込む

 病院を退院後、介護老人保健施設に入所しリハビリ生活を送るにつれ、機能が徐々に回復。1年後にはクラリネットを手に取ったが結果は残酷なものだった。

 それまで「体の一部のような存在だった」というクラリネットを吹くことができない。右半身に残る麻痺の影響でマウスピースから息が漏れる。「愕然とし、落ち込んだ」と当時を振り返る。

 そんな悲運の音楽家に新たな活力を与えたのが東日本大震災。被災しながらも懸命に生きる人々の姿を目にし、「音楽の楽しみを多くの人に提供できれば」と介護施設内でのコンサートを企画し、盛況を得た。

昼下がりのコンサートを企画次回は6月25日

 懸命のリハビリが成果を上げつつあった2年前の春、こいけさんは身体機能の回復に併せて介護施設から「たちばな館」に居を移した。現在は週に4日、就労支援施設に通い、週に2日はデイケア施設でリハビリを受ける。保土ケ谷公園内のホールまで「神奈川フィルハーモニー管弦楽団」の公開リハーサルを見学するため、歩いて出かけるほどアクティブな生活を送る。

 同館から相鉄線天王町駅、JR保土ヶ谷駅まで徒歩数分、バス停も目の前とあって「都内でのコンサート観覧に出かけるにはとても便利だし、スーパーもあり日常的な買い物も困ることはない。病院も多いし安心で生活環境は申し分なし。自由度が高くとても暮らしやすい」と話す。

 昨年1月からは同館の談話室を会場に「昼下がりのコンサート」をプロデュース。「上質の音楽を地域の方々や入居者の方々に届けたい」と話す。6回目の「昼下がりのコンサート」は6月25日(土)に催される。今回はサックス四重奏団が出演。午後2時開演で入場無料。定員は25人。

6月4日に現地内覧会

 こいけさんが第二の人生を送る、同館の建物や居室の見学はもちろん、入居に関する個別相談にも応じる現地内覧会が6月4日(土)に行われる。参加費は無料。

たちばな館

横浜市保土ケ谷区岩間町1-7-14

TEL:050-3648-6994

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