保土ケ谷中学校70周年記念事業実行委員会の委員長を務める 有澤 文紀さん 常盤台在住 75歳
やると決めたら全力で
○…保土ケ谷中学校70周年記念事業実行委員会の委員長として、昨年から準備を進めている。同校の運営協議会を務めていたほか、15年間に渡り自治会長や常盤台地区連合町内会の会長も務めるなど長年地域に貢献してきた。「生徒主体の事業だが、長年の地域活動でできた人脈を生かして人の輪をつなげ、保護者や卒業生、地域を巻き込んでお祝いできるよう支えていきたい」と意気込む。
○…「協力して汗を流してできた真の友人は一生の宝になる。共に汗を流しましょう」と生徒に向けて話した自身も小中学校の同級会に毎年参加し、真の友人と思い出話に花を咲かせる。中学生当時からの座右の銘は「無欲無心。ただ時にありて全力を尽くす」。余計なことは考えず、目の前の目標に向かって全力を尽くすことが信条だ。過去には常盤台地区で初の社会福祉施設の設置に向け、署名活動に奔走したことも。
○…新潟県出身。中学から大学まで野球、柔道、ラグビー部に所属。リーダーシップをとる社交的でわんぱくな少年だった。現在もゴルフや妻と公園まで散歩へ。すれ違う生徒と挨拶を交わすのも楽しみの一つだ。取材にも同席した妻とは出会って50年以上経つ。居住まいを正して「家内には心から感謝しています」と大仰な言い方をすると台所からくすくすと笑い声が。馴れ初めを聞けば「自分からアプローチしました。福祉事業の一環で」と茶目っ気たっぷりに言えば部屋はたちまち笑い声に包まれた。
○…「有言実行し、決して愚痴を言わない人。この人についていけば大丈夫かなと思ったんですよ」。妻が夫の誠実な人柄を明かす。周年事業を機に「生徒が安心して勉強に打ち込めるよう地域で学校を見守る環境整えたい」と意気に燃える。人と誠実に向き合い、人の輪を広げてきた。生徒らにも「一生の宝」をつくってもらい、卒業生には母校を懐かしんでもらおうとまだまだ奔走し続ける。
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