岡沢町交番脇の花壇を20年ほど前から手入れし、四季折々の花々を咲かせてきた東瀬(とうせ)シメさん(88)に7月6日、保土ケ谷署から感謝状が贈られた。
交番脇の約10平方メートルほどの花壇。かつてゴミが溢れていたこの場所には今、東瀬さんが手塩にかけ育てる色彩豊かな花々が咲き、交番に勤務する警察官や交番利用者のみならず、地域住民らの目を楽しませている。
65歳を過ぎた頃、病に倒れた夫を介護する生活が始まった。24時間休まることのない「老老介護」生活。そんな時、自宅の改修に伴い、それまで丹精込めて育ててきた庭の植物を処分しなければなくなった。頭に思い浮かんだのが、交番脇の空き地だった。
「花でまちを明るくすることができれば」と介護の合間を見て、ゴミで溢れ、砂利だらけだった土地を花壇として整備。植物と向き合うことが「息抜きだった」という。
若林靖司署長から感謝状を受け取った東瀬さんは「自由にやらせてもらったのに、なんだかもったいない。体が動く限りは続けたい」と話した。
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