神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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保土ケ谷区版 公開:2016年9月29日 エリアトップへ

9月から保土ケ谷警察署長に就任した 森元 博さん 54歳

公開:2016年9月29日

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地域に寄り添った署に

 ○…「大正時代に誕生した伝統ある保土ケ谷警察署で重責を与えられ、ありがたく思う。応えていきたい」。9月5日付けで同署の72代署長に就任。初となる保土ケ谷の街について「地域の方々はあたたかいと聞いている。皆様にお力添えいただきながら、犯罪を感じない安心安全なまちづくりを目指していきたい」。弱者を狙った犯罪の防犯と検挙、防災に備えた地域と行政間の連携強化をより進めていく考えだ。

 ○…警察官になって30年あまり。神奈川県警の総務・刑務部、生活安全部など様々な部署を経験後、2年前には2013年に発足したサイバー犯罪対策課を経験。捜査員にノウハウが必要となる新たな領域のため、育成に意を配した。少年補導員と学生ボランテイアと共に地域の小・中・高校でネットいじめの予防やサイバー犯罪の防犯を訴える教室を実施。地域に根差した活動を行ってきた。

 ○…鶴見区出身。幼少期は草野球やザリガニ釣りを楽しむ活発な少年だったという。就職は、製造や印刷など興味がある民間企業数社を視野に入れていたが、「一生を託すのであれば、世のため人のためになる仕事がしたい」と最後に選んだのが警察の道だった。信条は「責任からは逃げない」。自分の責任を果たすために何ができるのか常に考えているという。「署員には、地域の一員のお巡りさんであってほしい」との思いで地域に根差した署を目指す。

 ○…地域を知ろうと自転車で街を回ることも。「山坂が多いが、足腰の良い鍛錬になる」と朗らかに話す。帰り道は図書館で本を借りることも多い。中学時代、友人に薦められた星新一の小説を機に「自分が体験できないことを体感できる本のおもしろさ」に惹きこまれた。「読書で養う行間を読む力は、対人コミュニケーションや犯罪者と対峙する仕事上でも役に立つ」。自分にできることを常に考え実践する姿勢を貫いていく。

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

本田 悦二郎さん

保土ケ谷警察署の新署長に就任した

本田 悦二郎さん

川辺町在勤 57歳

4月18日

加藤 和さん

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加藤 和さん

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ダウン症のドラマーで、地域を拠点にバンド活動を行っている

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4月4日

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能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

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3月14日

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