保土ケ谷区に近接する鶴峯山三佛寺(旭区)でこのほど、「慰霊祭」と「刷毛供養」が行われた=写真。これは「神表協横浜表装インテリア協会」(石川達之会長)が毎年実施しているもので、今年で43回。東川島の「経師ひらいし」の先代主人・平石忠氏(故人)などの地元有志が中心となり、1973年に始まったと言われている。
この日は、同協会に加盟する横浜市内と近隣の表具店、経師店などの組合員や来賓など約40人が出席。表具経師の技術を伝えてきた先代職人達の名前を読み上げ供養した。その後、境内にある「刷毛塚」の前で僧侶が読経する中、刷毛の毛に使用された兎や熊、狸などの動物の霊に祈りを込め、刷毛の焚き上げとお祓いを行った。 参加者はそれぞれ先代職人と動物達へ感謝し祈りを捧げると、技術継承への決意を新たにした。
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