保土ケ谷小学校のマーチングバンド「特別音楽クラブ」が11月5日に催された「第51回マーチングバンド関東大会」(小学生の部)に出場し、創部以来初となる全国大会への切符を手にした。
演奏、演出、集団行動など総合的な美しさを競うマーチングバンド。関東大会(小編成)には、関東各地から県大会を勝ち上がった21バンドが出場した。同クラブは、「ショー」をテーマに息のそろったフォーメーションと共にベートーヴェンのピアノソナタ4曲を披露。15年前に創部して以来、これまで関東大会では8年前と昨年に金賞を受賞したものの、全国大会への推薦を受けたのは今回が初となる。
昨年から着任した内和俊教諭は「子ども達が真面目に取り組んできた結果。衝突しながらも大会を追うごとに団結力が強まった」と話す。
小学3年から6年生の38人が所属する同クラブでは、毎日の早朝練習に励み、楽器別にマーチングバンドの技能検定も毎年受験している。さらに内教諭の着任後は月に一度、外部講師を招いたフォーメーションの練習も行うようになった。
子どもたちを支える保護者会は、休日の練習を交代制で見守り、内教諭と打ち合わせながら曲のイメージに合わせた衣装のリメイク、絵が描かれた舞台装置の制作も行う。大会当日には開場前から入り口に並び、応援席に座る保護者を「すぐに子ども達が見つけられるように」と制作したピンクのクラブTシャツを全員で着用。演奏前に声援を送る伝統も続いている。
部長の森さやかさん(6年)は「初めての舞台で名曲を演奏することにプレッシャーもあるが、仲間と団結して完成度を高めていきたい。支えてくれる色んな人に感謝の気持ちを込めて演奏を」と意気込む。
全国大会は12月17日にさいたまスーパーアリーナで行われる。
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