区内上菅田町の特別養護老人ホームさわやか苑(大矢陽子統括施設長)がこのほど、介護にがんばる事業所を応援しようと県が今年度から始めた独自の取り組み『かながわ介護セレクト20』を受賞した。
この賞は、サービスの質向上や人材育成、処遇改善に顕著な成果をあげた事業者を表彰し、奨励金100万円を交付するもの。現在の介護保険制度では利用者の要介護度が改善すると介護報酬が減額となり、利用者の自立を目指した事業者や職員の努力が反映されにくい仕組みのため、「頑張れば報われる」といった機運を高めるため創設された。県内の介護サービス事業所が対象となるが、要件を満たした66事業所が応募。19事業所が受賞した。
さわやか苑は、サービスの内容と職員の資質の向上をめざし、2年前から医師を招き研修を実施している点などが評価された。介護職員の提案ではじまり、昼休みを利用しての自主参加になっているが、藤本渉施設長は「出席率が非常に高く、医療的知識を身に着けることで、自信を持って介護ができるようになった」と研修の成果を説明する。大矢統括施設長は、「現場の人の頑張りが認められ、とても嬉しい」と喜んだ。
「きついと言われるけど、利用者の人生を支えるやりがいある仕事」と介護職の魅力を語る藤本施設長。大矢統括施設長も「職員も利用者もお互いに喜びを感じあえる仕事だが、そのためには信頼関係がなにより大事。サービスの質を上げていきたい」と話した。
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