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保土ケ谷区版 公開:2017年1月1日 エリアトップへ

ラジオ体操42年朝はいつも三ツ沢から 鎌谷町在住 山本忠三さん(92歳)

社会

公開:2017年1月1日

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体操も軽やかにこなす
体操も軽やかにこなす

 朝6時20分、三ツ沢公園内のニッパツ三ツ沢球技場前の広場にラジオが流れ、人が集まりだした。シニア世代が多いが、あいさつをかわすとはじまるのが”ハイタッチ”。今日も元気に参加できたことを喜び合うような光景だ。ラジオ体操が始まる30分が近づくと、自然と運動しやすい隊形に。11月下旬の寒い朝にもかかわらず、人の輪は70人を有に超していた。

 輪の中心で体操をするのが、鎌谷町在住の山本忠三さん(92)。このラジオ体操を42年前にスタートした、「三ツ沢モーニングコールクラブ」のメンバーだ。当時工業ミシンなどを使い、車の座席などの内装を手掛けていた山本さん。50歳になったとき、「仕事もひと段落した。何か運動をはじめようか」と一人でラジオを持って三ツ沢公園に行ったのがきっかけだ。

 その輪は5、6人のグループになり、参加者はどんどん増えていった。そのうち、広場にラジオ用の電源が設置されるなどのバックアップもあり、20年以上続けた団体として郵政大臣から表彰を受けたことも。今でも夏には子どもたちも参加し、120人ほどになる。

仲間と一緒に

 92歳になった今でも、雨の日以外は毎日三ツ沢へ。「ラジオ体操は続けやすい。気分転換になる」と話す。なにより楽しいのは仲間の存在で、100人程度の規模で活動していたときは、その半数の40〜50人が参加し、年1回旅行に出かけたことも。「日本中回ったね」と懐かしむ。

 ラジオ体操には、自宅から三ツ沢公園まで毎日歩いていく。このほかにも「ツボを刺激する」という青竹踏みは、自宅で毎日欠かさず30年以上。老眼も必要なく、裸眼で遠くも近くもよく見える。

ミシンでバッグ作り

 視力の良さに工業ミシンを使いこなした技術を生かした趣味は、バッグ作り。自宅にも工業ミシンを置き、革を使いショルダーバッグを作る本格派。

 作っては、地域の友人にラジオ体操の仲間にプレゼントしている。「チャックは持ち手が丸い輪っかの方がお年寄りには持ちやすいんだよ」と、そんな気配りも忘れない。

 「健康は大事だよ」と笑顔で話す山本さん。身体はもちろん、仲間を大切にするその姿が格好いい。

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