県立保土ケ谷公園で開催するイベント「桜高WEEK!」の実行委員長を務める 石黒 葵さん 桜丘高校 2年
等身大の思いを形に
○…「日々の成果を発揮し、地域の方に今の高校生がどんなことを感じ過ごしているのか知っていただきたい」。美術部の部長でありがながら実行委員長として奮闘する。5回目の開催となる今年は各部活動の生徒が先生役となり、初のワークショップを企画。例年以上に地域と交流を深める内容となっている。「来てくれた方の声を直接聞けるので楽しみ。作品を通して交流ができれば」と微笑む。
○…幼い頃から絵を描くことが好きだったが、高校進学を機に基礎から学ぼうと美術部へ。説明会で同校のアットホームな雰囲気に惹かれ、「ここで描きたい」と入学。「表現したかったものを形にしてみると、他人から自分でも気付かなかった見方や反応があり、おもしろい」。柔軟な心構えに豊かな発想力の秘密が垣間見えた。
○…横浜市出身。原点はアニメ。「となりのトトロは50回連続で見たこともある」と笑う。日本史の勉強も絵で整理。モデルのポーズ写真などを参考に体の仕組みを勉強するなど研究熱心な一面も。1番好きな部分は瞳。「瞳を描くと紙に命を吹き込む瞬間が味わえる」。クリスマスには父母が好きなアニメの絵を贈った。「こっそり父の部屋を覗いたら、額縁に入れて飾ってあった」とはにかむ。母親とは絵を見せたりバドミントンで遊ぶ仲。「いつも応援してくれて心の支えです」と感謝する。
○…大切にしているのは笑顔。名前の由来である「向日葵のように元気な子に」という両親の思いを胸にとどめている。「笑顔は伝染するもの。自分が笑っていれば自然と周りも笑顔になるはず」。取材中も笑顔を絶やさず、仲間に囲まれ笑いが絶えない。「相談できる人がそばにいてくれることはありがたい。イベントが成功したら皆で恒例のトランプゲームがしたい」と無邪気な笑顔を見せた。「高校生のエネルギッシュな作品や催しを通して、思いを受け取っていただけたら」
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