犯罪被害防止などを具体的に呼びかける「ほどがや防犯川柳コンクール」の表彰式がこのほど、保土ケ谷区役所で開催された。区内在住、在勤、在学者を対象に行われ、小中学生の部では「振り込め詐欺」「こどもの連れ去り」「ひったくり」「空き巣」など、一般の部では「振り込め詐欺」がテーマとなり、600を超える作品が寄せられた。
最優秀賞は東川島町在住の樋口裕さんの作品『むすこなら おまえがここに とりにこい』(=関連記事人物風土記)。審査委員長を務めた神奈川新聞柳檀選者の金子美知子さんは、「インパクトが強く覚えやすい」と評価し、「ひらがなだけの表現は印象に残る」と選考の理由を説明した。菅井忠彦区長は「防犯啓発の一環として活用していきたい」と話した。
このほかの受賞作品は以下のとおり(敬称略)。
▽警察署長賞 出来心 気づくと遅い 重い罪(チケタラ ステファニー・保土ケ谷中)/オレだけど 聞いたらすぐに どちら様(会田めぐみ・西谷町)
▽防犯協会長賞 とじまりを 忘れずかくにん 何度でも(原優布子・保土ケ谷中)/ちょっと待て 振込む前に 一呼吸(ひとこきゅう)(水谷佳美・峰沢町)
▽区長賞 登下校 生徒を守る 地域の目(大岩直哉・保土ケ谷中)/もうかるよ あなたを誘う 甘いわな(大谷栄治・新桜ケ丘)
▽佳作 よるのまち 一人でいると きけんだよ(水野遥人・保土ケ谷中)/危険だよ 薬物やめて 今すぐに(竹中麻衣・保土ケ谷中)/電話での 振り込め話し 詐欺の罠(猿田利英・仏向町)/気をつけて オレオレカネは 詐欺の声(石井美智子・保土ケ谷町)
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