地域環境の美化に、多年にわたり顕著な功績があった個人・団体を環境大臣が表彰する「地域環境美化功績者表彰」に栗の沢西自治会(片山重勝会長)が選出された。
県立保土ケ谷公園の西側に位置する栗の沢西地区は1960年ごろから開発された新興住宅地で、現在、同自治会には210世帯が加入している。
それまでは農地だった土地に住宅開発が進められたため、当時は道路が未舗装の状態で、住民主導で砂利を敷くなどしてきた。「『地域のことは住民の手で』という意識が高い地域ですね。その意識が地域美化活動にもつながっている」と片山会長は話す。
今回、「住民の美化意識が高く、長年にわたり定期的な地域清掃や資源集団回収に地道に取り組み、自治会活動の模範的な存在になっている」と評価を受けた美化活動が始まったのは45年前。行政からの依頼ではなく、「自分たちの暮らす街をきれいにしたい」という思いからだった。
現在は自治会内を6つのグループに分け、月に1度のペースで歩道橋や公園などの清掃や除草作業を実施。7割を超える高い参加率を保っている。さらに美化意識の次世代への継承を目的に、夏休みには子どもたちとともに作業を行うなど、普及啓発活動に積極的な姿勢も評価を受けた。
会を代表し表彰式に臨んだ片山会長は「コツコツとやってきたことが評価され大変うれしい。住民にとっても、励みになるのではないか」と話した。
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