保土ケ谷警察署(森元博署長)は8月8日、振り込め詐欺を防いだとして、区内在住の新堀三郎さん、菊地留美子さん、横浜信用金庫保土ヶ谷支店、横浜銀行保土ケ谷支店、同和田町支店に感謝状を贈呈した。
地区の老人会の会長と副会長を務める新堀さんと菊地さんは、最近顔を見ない会員に安否確認で電話をしたところ、「それどころじゃない、孫が大変で…」ととても慌てた様子で電話に出たことを不審に思い、すぐにメンバー宅に急行。話を聞き、孫を語って「会社の金を使い込んだからお金を用意してほしい」と電話をかけるオレオレ詐欺だとわかり警察に通報し、発生を防いだ。
横浜信用金庫は、6月と7月に2件の阻止をした。高額の引き出しに訪れた女性に声をかけ、内容から振り込め詐欺を疑い、警察に通報。架空請求詐欺だった。7月には支店に顧客から電話があり、内容から還付金詐欺とわかり通報した。
今年に入り7件の振り込め詐欺を阻止しているのは、横浜銀行保土ケ谷支店。高額の引き出しを不審に思い、架空請求詐欺だとわかった。また、同和田町支店は、携帯電話を操作しながらATMを利用している客に行員が声をかけ、内容から還付金詐欺だと察し、警察に通報した。
撃退装置や留守電を
同署では8月17日現在で、振り込め詐欺が昨年同日比より4件多い29件で、被害額が約3900万円となっている。被害額は昨年の約5000万円より少なくなっているが、金融庁などを名乗りキャッシュカード等を自宅に取りに来る『カード手渡し型』で被害にあった事件は、別の犯罪となり含まれていないので、実際は横ばいかそれ以上と思われる。
特に7月末から、オレオレ詐欺と架空請求詐欺が立て続けに発生しており、保土ケ谷署では「オレオレ詐欺は電話に出ないことが一番。”この通話は録音されています”といった放送が流れる撃退装置や、常に留守電設定をし相手がわかったら電話に出るなど対策を」と呼びかけている。
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>