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保土ケ谷区版 公開:2017年9月28日 エリアトップへ

権太坂境木地区 巡回バスを試験運行 10月1日から1年間

社会

公開:2017年9月28日

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新設されたバス停
新設されたバス停

 権太坂境木地区で10月1日から路線バスの試験運行が始まる。JR東戸塚駅を発着点に地区内を巡回する路線で、平日は1日19便、土曜は15便、日曜・祝祭日は14便を運行。来年9月末までの試験運行期間の採算性や安全性を検証したうえで、事業者である横浜市交通局が本格運行への移行を判断する。

 昭和40年代に宅地が造成された同地区は高齢化率が高い地域で、15年ほど前にもバス路線を呼び込む動きがあった。当時、計画は試験運行を行う一歩手前まで進んでいたが、住民の総意が得られず計画を断念。その後もバス路線を望む声はあとを絶たず地元にとってバス路線の新設は待望となっていた。

 住宅街から境木中学校前を通る現況のバス路線へ出るには急坂を上る必要があることから、昨年5月に田中久自治会長が区役所に相談したことで15年来の地元要望が動き出した。

 相談を受けた市交通局はバス路線などがない交通不便地域の主体的な取り組みを道路局が支援する「地域交通サポート事業」の活用を提案。7月には自治会を母体とするバス路線検討委員会を発足させ、全世帯を対象にした住民アンケートを実施すると90%を超える世帯から回答が寄せられ、地域住民の関心度の高さを示した。

 アンケートでは65%近い住民が「移動に困っている」と回答。このような地域の実態を手に市営バスを運行する市交通局に働きかけ、今年6月末には試験的な運行の実施が決定していた。

1便あたり9人

 区内で地域交通サポート事業を活用し新たな交通手段の導入が検討されるのは初めてのケースとなる。10月1日から1年間の試験運転では午前6時台から午後10時台まで中型バスが走行する。

 運賃は大人220円(IC216円)・小児110円(同108円)。本格運行への移行は採算性などがポイントとなる。今回は1便あたり9人の乗降が目安となる。

 田中会長は「地域にとって待望だったので、この一歩は大変うれしい。多くの住民に利用してもらい、本格運行に移行できるようにしていきたい」と話した。

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