保土ケ谷警察署(森元博署長)管内で昨年、交通死亡事故ゼロ期間が382日となったのが、1976年の統計以降過去最長であることがわかった。これまでの最長期間は272日で110日と大幅に記録を伸ばした。
同署管内では2016年11月26日から17年12月12日までの382日に交通事故による死者が一人も出なかった。これまでの最長は、2011年11月26日から12年8月18日の272日間で1年以上死者ゼロが続いたことはなかった。
昨年の交通事故件数は、一昨年より7件増加の574件。県下では一昨年より1449件増加し2万8540件となっており、比較的少ない増加率だった。内訳をみると、高齢者が関係した交通事故が156件と一昨年より25件減少、子どもが関係した事故も36件と一昨年より5件少なかった。
同署と保土ケ谷交通安全協会(板橋悟会長)など関係機関では昨年、小学生を対象にしたはまっこ交通安全教室を区内全19校で実施(富士見台小は戸部署管轄)。また高齢者に向けては、地域ケアプラザで自分の歩行スピードが確認できる横断歩道を渡るシミュレーションシステムを体験してもらうなど、「交通安全教育に力を入れたのが実を結んだのではないか」と分析する。また各季に関係団体と一緒にキャンペーンを開催し、国道16号や環状2号で交通安全を呼び掛けた。「制服の警察官が見えることは事故の抑止につながる」と引き続き力を入れていく。
しかし山坂が多い保土ケ谷区は二輪車の利用者が多く、事故も昨年は一昨年より16件多い248件で全事故の約43%を占めた。同署では、二輪車の事故減少を今後のポイントに挙げ、ライダーに個別に声掛けし、すり抜けの禁止、右左折時の確認、スピードの抑制などを伝えたり、二輪者安全運転講習を企画したりと力を入れている。講習は2月7日(水)とヤングライダーに向け23日(金)に午後1時30分から保土ケ谷公園で実施。希望者は自身のバイクを持ち込み直接会場へ。
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