神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2018年3月1日 エリアトップへ

「保土ケ谷古文書の会」の会長を務める 小久江 清治さん 仏向町在住 80歳

公開:2018年3月1日

  • LINE
  • hatena

謙虚にこつこつ学ぶ

 ○…区の広報をきっかけとして15年前に発足した「保土ケ谷古文書の会」に通い、10年ほど前から会長を務めている。「いきなり『会長をやってくれ』と言われてやりはじめたんけど」と当時を苦笑いしながら振り返るが、「謙虚な人柄だけども、ここぞという時にはしっかりとみんなをまとめてくれているんだよ」と会員からの信頼は厚い。

 ○…仏向町生まれ。幼少期は朝から夜まで農作業や雨の日は笠や蓑を編む手伝いを行ってきた。内気な少年だったが、高校時代に弁論大会で上位に輝いたことが「自信になった」と話し、約1300人を前にクラスメートの応援演説をしたことも。高校卒業後、靴を扱う会社に就職、長年営業畑を歩んできた。「入社して間もなく営業のノウハウについていろいろ勉強したことで、粘り強く、相手の気持ちを考えることもできた。これらの経験が会をまとめることにも活きていますね」と話す。

 ○…趣味は読書。「リュックを背負って古本屋に行って文庫本や小説を買ってきては読む」と笑顔で話す。山岡荘八や藤沢周平といった時代小説だけでなく、現代作家にも注目し、特に「阿部智里さんの『八咫烏シリーズ』はストーリーがよく考えられて面白いんだよ」と一つひとつ丁寧に話す姿に誠実さをうかがわせる。特技である書道は六段の腕前を誇る。それでも「高校から始めて通信教育で学んできただけだよ」と謙虚だ。

 ○…「書道をやっていて古文書もすぐに読めるようになると思ったが、そうはいかなかった。そこからのめりこんでいった」と今では県立公文書館の古文書講座などにも参加し、積極的に学び続けている。「古文書を学ぶことで、現代と通じるところがたくさんある」と魅力を語る。「ただ、『古文書』という名前はイメージが固いから、この際何か親しみやすい名前にできないものかな」と優しい瞳で今後の会の活動を見据えつつ、課題も話した。

そのお悩み、相談してみませんか?

相続や不動産、終活の悩みに専門家が対応。松原商店街「まつばらんど」

https://www.tailwind-yokohama.jp/ma2baland/matsubaland/free-consullting/

<PR>

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

木村 勝義さん

相鉄線和田町駅前の美化活動に尽力する「タクシー乗場委員会」の委員長を務める

木村 勝義さん

65歳

3月14日

山口 亮子さん

星川商店会が開講中の企画「まちゼミ」で中心的役割を担っている

山口 亮子さん

星川在住 46歳

3月7日

渡邊 桃伯子(ともこ)さん

「ヨコハマSDGs文化祭」の実行委員長を務める

渡邊 桃伯子(ともこ)さん

67歳

2月29日

綿貫 展久さん

くぬぎ台団地の「木曜市」などに参加し、食を通じた地域活性化に取り組む

綿貫 展久さん

坂本町在勤 52歳

2月22日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

59歳

2月8日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

2月1日

あっとほーむデスク

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月14日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook