「区の歌『わがまち、保土ヶ谷』」と「交響詩 保土ヶ谷」を歌い継ぐために設立された「ほどがや区の歌合唱団」(青木敏彦団長)が、創立10周年を迎えることを記念し3月4日(日)に保土ケ谷公会堂で演奏会を開く。当日は区制80周年記念事業としてみなとみらい大ホールで披露されて以来、10年ぶりに西田博さん指揮のもと、区民と保土ケ谷コミュニティオーケストラがセッション。4楽章から成る交響詩全曲を披露する。
2006年春、翌年に控えた区制80周年の記念事業を模索する中、当時の区長・金子宣治氏は「区民の手づくり」をテーマに据え、「80周年を祝うと同時に保土ケ谷の一層の発展を高らかに歌い上げよう」と思案。詞も曲も演奏も全てを区民が担うことにこだわったプロジェクトが始動した。
楽曲制作の依頼を受けた区内在住で当時フェリス女学院大学音楽学部教授だった作曲家・岡島雅興氏は4楽章から成る「交響詩 保土ヶ谷」を作曲。07年10月、みなとみらい大ホールで公募区民300人で構成された「区民合唱団」と保土ケ谷コミオケが交響詩全曲を初披露した。この日の区制80周年記念式典で交響詩の第3楽章「わがまち、保土ヶ谷」が区の歌に制定された。
現在は60人が所属
「区民合唱団」の参加者の中から「この歌を歌い続けたい」という声が上がり、08年4月に「ほどがや区の歌合唱団」が誕生。現在は約60人ほどが所属し月に3度の練習を重ね、区内外の舞台に立ち、保土ケ谷の姿を歌声に乗せ届けている。
メンバーの3分の2は立ち上げメンバー。平均年齢も上がり、合唱団の会則にも示されている「区の歌並びに交響詩を後世に歌い継ぐ」という目的を果たすためにも、若い世代の参加が急務の課題だ。楽曲誕生のきっかけを作り、自身も合唱団に参加する金子氏は「歌えば歌うほど心に響き美しい『交響詩保土ヶ谷』と『わがまち、保土ヶ谷』を、『横浜市歌』が果たしたように20万保土ケ谷区民の一体感を醸成できるようよう歌い継いでいきたい」と話す。
保土ケ谷コミオケと交響詩全曲を再演
4日の10周年記念公演ではみなとみらい大ホールでの公演以来となる、保土ケ谷コミオケとのセッションが再演されるほか、オペラなど多彩なステージが予定されている。午後1時開演で入場料1千円。チケットの問合せは青木団長【電話】045・335・6092へ。
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