ほどがやガイドボランティアの会の会長を務める 五十嵐 公さん 川島町在住 79歳
知れば知るほど都になる
○…ガイドや講演を通して保土ケ谷の歴史や文化などを伝え、まちづくりに貢献することを目的として2005年に発足した「ほどがやガイドボランティアの会」。知人からの誘いを受け、「住んでいる保土ケ谷を知るためには悪くないかな」と考え、12年前に入会した。「宿場を中心に工業地帯など、歴史があって文化にも恵まれているし、面白くなったので、もっと知ろうと勉強の励む毎日だよ」と充実感をにじませる。
○…幼少期は鶴見区に在住。「よく外でめんこやベーゴマで遊んでいたかな。扇島ではあさりをよく採っていたよ」とやんちゃだった自身を回想。時折、幼少期に過ごした場所を歩き、「町の景色は変わったけども、通りや空気は変わらない」と懐かしそうに話す。
○…最後までやり通す性格だ。原点となったのは高校の時。バスケットボール部に所属し、176センチという身長を活かし活躍、関東大会出場へあと一歩というところまでいった。「鍛えられ継続できたからこそ今でも丈夫でいられる」と凛とした姿勢で話す。高校で培った体験はその後就職した鉄鋼関連の会社でも、流通関連の仕事を長く勤めあげ「壁があっても投げ出すことなく色々と考えて、乗り越えてきた」と話す姿に意思の強さが垣間見える。
○…昨年の春、会長に就任し1年。「住むことが都ではなく、様々な角度から知ることが都に繋がっていく。先輩方に背中を押されて就いたからには、なんとかやりきりたい」と会と住む町への思いを新たに話す。今後は「任意団体からNPO法人の認証を受けるために委員会を作って活動していきたい」。そして「知恵袋」と呼ばれ、今年2月に他界した倉島久男さんの思いを背負い今後も会を引っ張っていく。
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