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保土ケ谷区版 公開:2018年5月24日 エリアトップへ

絵本作家保科琢音さん オンリーワンの父像探る 「こっころ」で新たな企画

社会

公開:2018年5月24日

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保科さんと天野さんの対談風景(写真上)、自作の絵本の「読み笑わせ」を行う保科さん(同右)
保科さんと天野さんの対談風景(写真上)、自作の絵本の「読み笑わせ」を行う保科さん(同右)

 保土ケ谷区出身の絵本作家で、神奈川区内で乳幼児の親子が集える広場「おかげさま亭」をプロデュースしている保科琢音さんが企画し、4月から始まった子育てパパ向けのイベント「おとわらの日」が5月19日、川辺町の地域子育て支援拠点こっころで催された。

 「『イクメン』と呼ばれて嬉しいと思ったことが一度もない」。自身も5歳の子どもを持つ保科さんは「父親であれば育児に携わるの当たり前。その関わり方にはそれぞれの形がある。『イクメン』という言葉が父親たちの呪縛となっているケースもある」と考え、生まれ育った保土ケ谷の地で「イクメンの概念を覆そう」と、パパの育児参加を促す講座を開いていた「こっころ」の関係者に働きかけ「新たな形」のパパ向け企画の実施を持ちかけ実現した。

 「おとわらの日」と銘打ったイベントでは、仕事と育児の両立を実践しているパパをゲストに招き保科さんとの対談を通して、参加者が個々の父親としての在り方を探るのが目玉のひとつだ。

専門家ではなく身近なパパの話

 子育ての専門家が語る講座的なスタイルではなく、身近に暮らすパパの仕事や育児などに対するスタンスを聞くことに主眼を置き、毎回、車座になって話を聞くことができる。

 この日は30組ほどの親子が保科さんが書いた絵本や紙芝居の「読み笑わせ」を楽しんだ後、上星川で事業を営みながら地域活動団体「FM上星川」の代表として、地域と商店街を結びつける取り組みを展開している天野進一さんがゲストパパとして登場。「地域の安全・安心を守ることは商店街のひとつの役割」「初めてのおつかいが商店街であったら、商店街は子どもたちにとって身近な存在になる」などと話した。

 また「物事を『相対』ではなく『相待』で見ていくと上手くいくと思う。パパもママもそれぞれの力を借りて成り立っている。対立軸で考えないようにしている」と自身のスタンスを紹介した。

 「おとわらの日」は毎月第3土曜日に開かれる。来月は16日(土)に都内でブライダル事業を手掛けるパパ・和田守寿さんが登場する予定。
 

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