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保土ケ谷区版 公開:2018年8月2日 エリアトップへ

スカイハイツ幼稚園 園庭野菜で被災地支援 販売益を義援金に

社会

公開:2018年8月2日

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園内の農園で育った野菜を購入し「お気持ち」を募金箱に入れる園児の兄
園内の農園で育った野菜を購入し「お気持ち」を募金箱に入れる園児の兄

 天王町にあるスカイハイツ幼稚園(渡邉眞一園長)の園児らが園庭の農園で育て収穫したキュウリやトマト、ナスなど夏野菜を販売し得た収益金を西日本豪雨の被災地に送る取り組みを始めた。夏休み期間中も職員が収穫し、同園の玄関脇に販売所を開設。地域住民や保護者らが買い求める姿が見られる。

 「50年に1度レベルの記録的豪雨」は西日本を中心に複数の地域で大規模な土砂災害や河川の氾濫など甚大な被害をもたらした。200人を超える死者を出し、平成に入り最悪とされる今回の豪雨被害の被災地を支援する動きが区内でも活発化している。

 そんな中、同園に通う園児の中には「雨で困っている人がいるね」「家もなくなっちゃって可愛そう」などと話す姿が数多く見られたという。子どもたちの会話を受け、教職員が園内の農園で育てた野菜の販売益を義援金にすることを発案。子どもたちに提案した。

 同園では開園間もない40年ほど前から園内に農園を作り年長児が野菜を栽培。例年は全ての園児に配るなどしているが、今年は豊作で夏休みに入ってからも収穫が続いているという。

「お気持ち」を

 販売されているのは家庭から出た野菜くずや節分の豆まきで使った大豆、焼き芋大会で出た灰などを混ぜ込んだ土で育てた無農薬の夏野菜。販売価格は設定されておらず、「お気持ち」を販売所に置かれた募金箱に入れる仕組みとなっている。

 渡邉園長は「気付きは心の教育の第一歩。今回、子どもたちはニュースなどを通して被災し困っている人がいることに気付き、先生と一緒になり自分たちでできることを模索していた。大きな額にはならないが、子どもたちの気持ちを被災地に届けることができれば」と話している。

 販売は午前8時30分から午後0時30分まで。日により収穫量が異なるため、無くなり次第終了となる。
 

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