保土ケ谷消防署(宮代徹署長)は8月22日、人命救助を行った4人に対し、感謝状を贈呈した。表彰を受けたのは横浜市インディアカ協会理事長の大西康史さん、田中祐花さん、高橋俊博さん、保土ケ谷スポーツセンター所長の藤沢重利さん。
7月15日に神戸町の保土ケ谷スポーツセンターで行われた羽のついたボールを手で打つスポーツ、インディアカの競技大会中に60代男性がコート上で倒れ心肺停止状態に。その場に居合わせた競技仲間がすぐにかけつけ、高橋さんが胸骨圧迫、田中さんが同センター内に設置されていた心臓に電気ショックを与える医療機器(AED)による処置を行った結果、救急隊が駆け付けた時には男性は意識を取り戻した。入院した男性はその後、7月25日に退院、現在では仕事を再開できるまでに回復し、生活している。
胸骨圧迫を施した高橋さんは戸塚区の消防団に所属し、今年上級救命の講習を受け、胸骨圧迫処置について学んでいた。「当日は自分の処置したことが正しかったのか不安もあったが、後日男性から無事退院したというはがきを受け取って安心した」と安堵交じりに笑顔で話した。
境木小学校で栄養教諭を務めている田中さんは「小学校でプールが始まる前にAEDの使い方の講習を受け、練習したことが今回の件で活きた」と話した。
宮代署長は「1分1秒を争う中で、大会の参加者たちが速やかにしっかりと連携して対応してくれたことに感謝したい」と話した。
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