保土ケ谷区に隣接する鶴峯山三佛寺=旭区=で10月21日、「慰霊祭」と「刷毛供養」が執り行われた。これは表具経師の技術を伝えてきた職人たちの慰霊と、職人が表装などで使用する刷毛の素材となっている熊や兎など、動物の霊へ感謝の祈りを込めて「神表協横浜表装インテリア協会」(天笠純雄会長)が主催しているもので、今年で45回目を迎えた。
この日の供養には同協会に加盟する組合員や県の組合員、理事など約30人が参加。同寺の本堂で僧侶が先代職人たちの名前を読み上げ、併せて使えなくなった刷毛を浄めた。その後、境内にある「刷毛塚」に移動し、刷毛の焚き上げとお祓いを行った。
同会の副会長で「経師ひらいし」(東川島町)の主人、平石修さんは「住職が世話になった先人職人たちの名前読み上げ、それを聞いて自分たちも職人として引き続き精進しなければならない」とし、「職人にとって必要不可欠な刷毛となった動物たちに感謝したい」と話した。
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