岩間市民プラザ1階にある障害福祉サービス事業所「偕恵いわまワークス」の利用者が描いた絵画作品を挿絵に使った2019年のカレンダーが完成し11月末から販売されている。
同所では「知的障害者の持つ個性的な才能を伸ばそう」と通常作業とは別に、絵を描くワークショップを行っている。この絵をより多くの人に見てもらう機会になればと6年前からカレンダーの制作を開始。これまでも富士山や生き物、模写など、その年ごとにテーマを設定し利用者の隠れた才能を世に送り出してきた。
「世界の街」をテーマにした今年は5月から8月にかけて8回のワークショップが開かれ、20人が参加。写真集などで見た街の風景をモチーフに独自の感性でキャンバスに描いた約150枚の力作の中から、プロのデザイナーが「カレンダーとしての商品価値がある作品」12作品を選定した。
カレンダーは700部制作され、A4型が1部1千円、ポスタータイプが1枚300円で販売されている。収益金は施設利用者の社会参加活動費に充てられる予定。関係者は「年々、経験を積む中で画風が変わってきている利用者も多い。一人でも多くの人に手に取っていただき、見ていただければ」と話している。
12月6日まで原画展
完成したカレンダーに挿絵として掲載されている原画作品を含むワークショップ参加者20人の作品およそ30点を展示する「原画展」がきのう28日から12月6日(木)まで同プラザ3階のギャラリーで開かれている。観覧時間は午前10時から午後6時までで入場料は無料。
カレンダーに関する問合せは偕恵いわまワークス【電話】045・336・0928/原画展に関する問合せは岩間市民プラザ【電話】045・337・0011へ。
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