保土ケ谷区はこのほど区のまちづくりの基本方針となる「都市計画マスタープラン保土ケ谷区プラン」を改定し公表した。前計画の策定から15年余りが経過し、人口減少や高齢化などを踏まえ、土地利用や都市交通、防災などの課題に対応するための方針などが示されている。
「保土ケ谷区プラン」は市全体の方針である「全市プラン」を前提としたもので、約20年後の区の将来像を見据え、道路や公園、河川などの整備方針や課題解決へ向けたまちづくりの在り方などがまとめられている。
今回、公表された改定版ではまちづくりの目標を「市の中心部に近い立地を生かし、自然や歴史などの魅力を大切にしたいつまでも住み続けたいまち」とした。その上で「土地利用」「都市交通」「都市環境」「都市の魅力」「都市活力」「都市防災」の6項目について方針を示している。
市街地の構成について丘陵部と低地部に分けそれぞれの成り立ちや現況を踏まえた暮らしの環境整備をめざすとし、丘陵部は良好な住宅地とし、低層住宅地あるいは中高層住宅地を中心とする住環境の維持・向上を図るとされている。その一方で、低地部は複合的な市街地とし、さまざまな都市機能の集積を図るとしている。
都市交通に関しては神奈川東部方面線の整備に伴い区内から新駅へのアクセス動線について検討し、交通結節点としての機能向上を図るほか、昨秋に全線高架化した相鉄本線(星川駅―天王町駅)周辺では道路や駅前広場の整備、駅や歩行者空間のバリアフリー化を進めるなど交通環境を体系的に整えるとしている。また、環状1号線、鴨居上飯田線は優先的に整備を進め、国道1号線など現道があるが着手時期未定の都市計画道路については局所的な改善に取り組むと示している。
同プランは区役所区政推進課や図書館、各地区センター、市民情報センターなどで閲覧・配布されているほか、区ホームページ(http://www.city.yokohama.lg.jp/hodogaya/plan/)でも閲覧することができる。
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