境木ふれあいの樹林運営委員会(縣洋之会長)=人物風土記で紹介=が「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞した。北部公園緑地事務所によると、同所が管轄している区内の団体が同賞を受賞したのは初。樹木の維持管理や地域住民の交流などに貢献している点が評価された。
同表彰は、花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間の団体に対し、その功績を称えるもの。今年は全国から105団体が受賞し、横浜市からは同運営委員会を含めて4団体が受賞している。
同運営委員会が設立したのは1996年。境木地蔵尊の裏に位置する私有地だった樹林を市が借り受け、管理委託を受けて活動している。現在、会員数は35人で組織され、約1ヘクタールある樹林内の草刈りや清掃を定期的に行い、長年にわたりこまめに維持・保全を行ってきた。
また、縣さんが5年前に会長に就任してからは市と連携し、専門家と樹林内を巡りながら勉強会を積極的に積み重ねてきた。こうした結果、絶滅危惧種に指定されているキンランやギンランといった希少植物の自生や同じく絶滅危惧種に指定されている鳥類のツミの営巣が数年前から確認されるようになったという。
保全活動に加え地域の子ども達を対象とした環境学習や春と秋の年2回に祭りを開催。近隣から約600人が来場するなど、地域の幅広い世代による交流の場としての役割も果たしている。
縣会長と同席した田中久権太坂境木地区連合自治会長は今回の表彰を受け、「日頃からの樹林の維持管理をやってきた結果が評価されたと思う。仲間たちがいたからこそできたこと」と口を揃えて感謝の言葉を話した。
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