保土ケ谷交通安全協会の事務長を務める 猪股 衛さん 川辺町在勤 65歳
交通事故防止へ一所懸命に
○…区内の交通安全に関わるキャンペーンやイベント等で警察と連携して取り組む「保土ケ谷交通安全協会」。事務長として日々企画や関係各所との調整など区内の交通安全を支える縁の下の力持ちとして活動。今回の新広報車の購入にあたっても寄付のお願いを精力的に行ってきた。「交通安全教室など効果的な広報活動を行って、少しでも事故を減らすことでご恩返しにつながれば」と感謝の言葉を口にする。
○…秋田県の生まれ。19歳の時、神奈川県警に勤めていた従兄の勧誘を受けた。「『衛』という名前の由来が人を守る仕事に就かせたいと父から聞かされてね」と受験し、合格。県警では主に交通畑の道を歩んできた。定年を前に退職したが、「人一倍働けた。後悔はないね」と表情は誇らしげだ。
○…元上司の誘いを受けて同協会の事務長を務めて7年。「この仕事のやりがいはね」と話すのは、子どもから高齢者を対象に行う交通安全教室での「ありがとうございました!」という声を聞くこと。「それを聞くとやって良かったなと思うし、苦労も吹き飛ぶよね」。同協会内に飾られている春の交通安全運動での新入学児の写真や園児からのメッセージボードを優しい目で見つめる。
○…趣味はゴルフのほかに、読書や油絵と文芸好きの一面をのぞかせる。特に読書は高校時代に図書館内の小説をすべて読破し、立原正秋や船山馨などといった心に残る小説家の名前を挙げながら嬉しそうに話す。ここ最近は趣味から離れ、「子どもから高齢者向けに交通安全教室の講習の教材をパワーポイントで作れたら」と交通安全教室の内容向上にいろいろと思考を巡らす。座右の銘は「一所懸命」。この4文字の言葉に力を込めて話す姿に交通事故防止への強い思いが感じられる。
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