7月29日に気象庁が関東での梅雨明けを発表して以降、熱中症による救急搬送数が急激に増加している。保土ケ谷消防署では熱中症対策について注意を呼び掛けている。
同署によると、市内での今年5月1日から8月5日までの間に熱中症による搬送件数は593件と昨年同期比で705件減少。今年は梅雨の時期が長かったことによるものとされている。ところが、7月24日に搬送件数が11件と初の二桁を記録すると、29日から5日まで1日平均値は46件前後と急増。梅雨明けにより、急激に気温が上昇したことで熱中症にかかり搬送されるケースが多発したとみられる。年齢別にみると75歳以上の搬送件数が189件と約3分の1を占めている。
区内では8月5日までで32件の搬送があり、そのうち4件は「入院して集中治療の必要性のある」重症、11件は「病院の搬送を必要とする」中等症レベルだった。
同署の救急担当課長・渡辺敏之さんは今後さらなる増加が予想される熱中症の予防策として「こまめに水分をとり、寝る前にも水分を補給すること」、「室内でもエアコンなどを使い温湿度を保つ」とポイントをあげ「外出する際はメディアなどで報じられる暑さ指数(WBGT)を確認し、行動をすることが大切だ」と呼びかけている。
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