保土ケ谷区内の振り込め詐欺被害が後を絶たない。保土ケ谷警察署によると、区内における発生件数は9月12日時点で45件(前年同期比+8件)、被害総額はおよそ1億5300万円(前年同期比+4800万円)と件数、被害総額いずれも昨年より増加傾向で推移している。最近特に増えているのが「キャッシュカード手交型」と言われる手口。これは百貨店の店員や、金融機関の職員、警察官などと名乗る者が自宅にやってきて「カードが不正に使われている」「捜査のために預からせてください」などと言葉巧みに誘導し、キャッシュカードを騙し取るというもの。区内では昨年1件だったのが、今年に入り10件と急増。被害総額も約1500万円にのぼっている。
こうした状況を受けて同署では振り込め詐欺対策として、啓発チラシの作成や区内を走る相鉄線の5駅に協力依頼し、テロップを流すなどの活動を展開しているが、日々巧妙化していく詐欺の手口に頭を悩ませているのが現状だ。
同署の扇浩一郎生活安全課長は「署全体をあげて協力しあって抑止と検挙を協力し推進していきたい」と話し、その上で地域住民に対し、「高齢者を主にターゲットにするので、家族の問題として取り上げてもらい、子や孫と日頃からコミュニケーションを図る」「一人で悩まず、決断する前に必ず家族や警察に相談を」と詐欺抑止のポイントを挙げて注意を呼び掛けている。
|
<PR>
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>