県立商工高校の生徒が15日、天王町にある洪福寺松原商店街で実習を行った。
これは同校の総合ビジネス科3年流通コースの生徒が「総合実践」の授業の一環として、机上で学んだ内容を実践で活かそうと昨年から同商店街で行っているもの。
2回目となる今回の実習では昨年の反省を踏まえ、生徒自ら同商店街の各店舗へのヒアリングなど事前調査に注力し、企画を練り上げてきた。
この日行われた実習では物販販売やくじ引きに加え、ハーバリウムづくりの体験ワークショップや買い物客が休憩できるスペースなど、地域の人との交流促進を図るブースが設けられ、多くの買い物客が足を止め生徒たちの販売する商品を眺め、買い物を楽しんでいた。買い物客の1人は「若い世代の人たちが店頭に立って販売していることが新鮮」と笑顔。同校の樅山茜教諭は「生徒たちが実践的なことを行っていることで、商店街や地域の方に知ってもらい、これから進学を考えている人たちにも興味を持ってくれれば」と話した。
また、同校の生徒が発案したオリジナルドレッシングも初めて販売され、購入する人の姿も見られた。同校では商品開発から販売までの費用にインターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を活用。11月11日の募集終了まで目標の100万円に対し、62万円の寄付が寄せられた。加藤世紀教諭は「目標には到達しなかったが形となり、販売することができた。この利益を元手にしながら次年度以降の商品開発の資金にしていきたい」と話した。
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