保土ヶ谷小学校(小川克之校長)の4年1組の児童が11月16日に同校で行われた「ほどっ子まつり」で「ボッチャ」の体験会を企画をした。PTAが主催する同イベントで児童主体の企画が採用されたのは初めて。佐藤俊大君は「みんなにボッチャを知ってもらいたいという思いで企画した。多くの人に知ってもらえると嬉しい」と話した。
ボッチャは障害者スポーツとして普及し、2020年東京パラリンピックの正式種目として行われる。ジャックボールと呼ばれる白い目標球に赤・青それぞれ6つのボールをいかに近づけられるかを競う。
同校の4年1組では車椅子の児童がいたことから「全員が同じルールで真剣にできる競技がないか」と総合学習の時間で考え、「ボッチャ」について調査を進めた。
理解を深めるうちにボッチャの楽しさに魅了され、手作りでボッチャボールを作り、ボッチャに挑戦すると活動は加速。近隣の施設や上菅田特別支援学校の児童とボッチャを通して交流し、「さらに地域に知ってもらいたい」と着目したのが同校のPTAが主催する「ほどっ子まつり」だった。
児童たちは企画書をPTA側に提出し、プレゼンテーションを実施。熱意がPTAを動かし、体育館一角の使用許可をもらい、企画が実現した。
この日のイベントでは児童たちが受付や審判を務めながら参加者にボッチャの魅力を伝授。参加した高森晃子さんは「思ったより難しい。でも、子どもとも対等にできるし、楽しかった。もっと知ってほしいと思った」と2人の娘と楽しんでいた。飯野一樹教諭は「数カ月でこれだけの活動を児童たちが主体的に考えてやってきた。自分に自信を持ってもらいたい」と話した。
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