スマートフォンなどを操作しながら車を走行させる「ながら運転」の区内の検挙件数(速報値)が、前年同時期と比べ大幅に減少していることが保土ケ谷警察署への取材で分かった。同署は、昨年12月に施行された罰則強化が抑止効果になったとしている。
昨年12月に施行された改正道路交通法では、スマートフォンなどの操作をしながら車を走行させる「ながら運転」が厳罰化された。法改正後は、違反点数が1点から3点に、反則金と罰則も大幅に引き上げられた。
法改正後「ながら運転」で同署が検挙した件数は、罰則が強化された2019年12月は31件で前年同時期に比べ4件増加したものの、今年1月は1件のみで前年同時期比22件の減少。県内でも、19年12月が1059件で前年同時期比1751件減り、1月も364件と前年同時期比マイナス2323件と大幅に減少し続けている。
同署交通安全課の志澤俊雄課長は「『ながら運転』は事故につながる危険行為。運転中は気を抜かず、安全運転に努めてほしい」と呼び掛けた。
交通死は全国最多
一方で神奈川県は今年に入ってから、交通事故の死亡者数が全国最多を記録。区内でも既に1件発生している。目立つのは、右折車と直進バイクの事故と、高齢歩行者の事故。志澤課長は「運転手側が危険を予測した『かもしれない運転』をするのはもちろんだが、歩行者も交通ルールをしっかりと守ってほしい」と話した。
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