岩間地区の17自治会町内会では、地域の高齢者や障がい者が行方不明などになった際の身元確認に、地域ケアプラザの連絡先などを記載したキーホルダー「まごころホルダー」の活用を始めている。
キーホルダーは、あらかじめ緊急連絡先などを登録した原則65歳以上の高齢者に身に付けてもらうことで、道に迷ったり、体調を崩すなどして、保護や救急搬送などが必要となった際に役立てようと一昨年10月からスタートした。
樹脂製で手のひらに収まるサイズのキーホルダーには、登録者に割り振った番号と、ケアプラザの連絡先が記載されている。万が一の際は、連絡を受けたケアプラが登録番号から身元を照会し、家族などにつなげる仕組みだ。
約600人が登録
近年、全国各地で認知症の人が身元不明になるケースが多発している。こうした事態の対応策として、期待される「まごころホルダー」の登録者数は徐々に増え始め、600人に迫るという。
これまでの所、キーホルダーで身元を照会する事案は発生していないが、関係者は「キーホルダーは『お守り』です。持つことにより地域とのつながりが強くなる。家族と自分の安心にもつながる」と話す。
課題は浸透度
登録を希望する高齢者が増える一方で今後、課題となるのが地域住民への浸透だ。「キーホルダーの存在を地域の方々に知っていただけなければ、いざという時に活用されず意味をなさない。イベントなどを通じてPRに力を注いでいきたい」と関係者は話している。
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