神戸町の居酒屋「やきとりの拓」((株)GOCHISOU・岡部琢代表取締役)が、新型コロナウイルス感染拡大防止措置として小・中学校などが臨時休校となったことを受け、本来は給食の材料として使われるはずだった食材を購入し、自店で提供する商品の食材として使う活動を展開した。
突然の臨時休校措置により、各地で給食用食材を提供する業者は大きな打撃を受けている。そんな中、戸塚区内でWEBサイトの制作などを手掛ける北原卓也さんに、戸塚青果市場から相談が寄せられた。「小学校に納品予定だったジャガイモと玉ねぎが在庫に。何か方法はないだろうか」。その量、計5トン。自社で販売するほか、SNSなどを通じて情報を発信した。
協力を即決
自店でも宴会のキャンセルが相次ぎ、売り上げも大幅に減る中、知人を通じてこの状況を知った岡部さんは「同じ食を扱っている人が困っている」と協力を即決。ジャガイモと玉ねぎをそれぞれ10キログラム購入した。
店ではポテトサラダやカレー、オムライスの材料として使用。来店客らに提供したという。同店は小盛りメニューや持ち帰りなどに対応している飲食店を市が認定する「食べきり協力店」に登録。「素材を無駄にすることはできない。こういった取り組みには今後も積極的に協力していきたい」と話している。
4日間で完売
市場から寄せられた10トンの野菜は岡部さんをはじめ、多くの協力者が現れ、わずか4日間で完売したという。
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