新型コロナウイルスが一刻も早く終息することを願って、洪福寺松原商店街の和菓子店・御菓子司うさぎや(小野利二店主)が、疫病から人々を守る妖怪として江戸時代から伝わる「アマビエ」のイラスト入りの最中を販売している。
アマビエは、疫病の流行を予言したと伝えられている妖怪で、長い髪にくちばし、身体には鱗が輝き、3本脚をした半人半魚の姿が特徴。海中から現れ「疫病が流行した際には、私の姿を描いた絵を人々に見せよ」と告げて帰っていったという言い伝えがある。
今年3月頃から、新型コロナウイルスの終息を願って注目を浴び、会員制交流サイト(SNS)などでは「アマビエチャレンジ」と称して、アマビエをモチーフにしたイラストや動画を作成し終息を祈る投稿が流行していた。
アマビエをモチーフにした菓子の製作は流行当初から話にあがっていたが、商品化には至っていなかったという同店。最中の皮を仕入れている東京都品川区の菓子材店がアマビエの焼き印入りの皮を作成したことをきっかけに「お買い物に来てくださる皆さんが、験担ぎの感覚で楽しんでいただけるように」と5月中旬頃に販売が実現した。
中の餡は皮にあうように何度も改良を重ね、販売開始時は抹茶餡に。現在は、夏らしく爽やかな香りが自慢の柚子の餡に変更。買い物客を楽しませている。
問い合わせは同店【電話】045・341・7223まで。数の多い購入の場合は、事前に電話で問い合わせを。1個150円で販売中。
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