和田で養蜂プロジェクトに取り組む「昭和建設株式会社」(工藤圭亮代表取締役)で5月22日、今年初めてとなる採蜜作業が行われた。
地元の新たな名産品としてハチミツを活用しようと2010年から始まったプロジェクトは「わだまちミツバチ大作戦」銘打ち、社屋ビルの屋上を利用して養蜂場を設置。毎年およそ2万匹のミツバチを飼育し、採取したハチミツは「ハニー」と「和田」を掛け合わせ「WANEY(ワニー)」と名付けられ、地元のイベントなどで販売され、人気を集めている。
ミツバチは半径およそ2キロメートル圏内に位置する横浜国立大学や県立保土ケ谷公園などから蜜を集め、春先はあっさりとした味わいで、秋になるとコク深い味になるという。
例年、初蜜は地域に暮らす親子連れが来社し、採蜜作業を体験するが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり中止に。この日は同社の社員が防護服に身を包み作業にあたった=写真。
巣箱から取り出された板を遠心分離機にかけ、蛇口のコックを開き蜜が流れ出すと甘い香りが立ち込めた。この日、集まった純度100%の和田産ハチミツは28キログラム、甘さを表す糖度は81・2で品質も上々だという。
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