新たに保土ケ谷消防署長に就任した 小野寺 勝さん 瀬谷区在住 58歳
故郷の安全は自らの手で
○…「生まれ育った町を自分で守ることができるなんて」。和田生まれの和田育ち。36年間に渡る消防人生初の署長職を地元・保土ケ谷で迎えるとあり、感慨もひとしおだ。新型コロナウイルスは様々な事業に影響を与えているが、署員らには「こんな時だからこそ、できない理由を探さずにできる方法を考えて行動していきましょう」とメッセージを送る。
○…地元の先輩の誘いをきっかけに入署。「現場でバリバリやりたい」との強い想いからはしご車の操縦にも取り組み、13年間前線で消防技術を磨き続けた。その後は、阪神淡路大震災を機に見直された防火水槽の整備やサッカーW杯日韓大会の警備計画の作成、東日本大震災後の防災計画の見直しにも従事。「大きなイベントや災害など、変化を伴う大きな節目に関われている」と胸を張る。3月まで所属した市消防局施設課では、2月に神戸町へ移転した保土ケ谷消防署新庁舎の建設にも携わった。
○…2022年に創立150周年を迎える母校星川小学校の話題になれば思い出話に花が咲く。「私の在学中に100周年があった。もう150周年なんですね」と目を細める。この50年で消防を取り巻く環境は大きく変化した。「雨の降り方一つとっても昔とは違う。川が流れ、山坂も多い保土ケ谷では地域の特性を踏まえた訓練が重要。署員一丸で消防体制の充実強化に努めたい」
○…趣味のツーリングもコロナの影響で最近はご無沙汰。「バイクで走れないストレスは足で走って解消しよう」と毎朝のランニングを欠かさない。朝の6時に出勤すると、みなとみらいや西谷方面など6キロほどを走っている。ランニングも仕事も「継続は力なり」。愛する地元を守るため今日も鍛錬を積む。
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