10日から館内利用が再開された保土ケ谷図書館(海老原浩志館長)ではコロナ禍で施設利用が制限された中でも、工夫を凝らした独自の企画で区民が読書に親しめる環境を整えていた。
同館はサービスの縮小や臨時休館を経て、現在は閲覧席や新聞、新刊雑誌の閲覧等を除く館内利用が再開している。
来館し本を選ぶことができなくなった臨時休館前の3月、子どもを対象に、開けるまで中身が分からない「お楽しみパック」を企画。「絵本」「1〜2年生向け」など年齢に合った本3冊を1セットにして英字新聞に包んだ。評判は好調で、用意した1359セットのうち1313セットが既に利用されている(6月13日現在)。同パックは無くなり次第終了。
本との出合い大人たちにも
「書架に立ち入れない状況でも新しい本と出合ってほしい」との思いから、臨時休館明けの6月2日には「大人向けのお楽しみパック」も企画した。様々な趣味や興味にあうように「ヨコハマ事始め」「相鉄線の過去・未来・現在」「やっぱりお風呂がすき」など多彩な76のテーマに沿って司書が厳選した3冊を用意。専用のボードにテーマが書かれた付箋を貼り、付箋とパックを交換できるようした。
企画は当初、館内利用が再開される10日で終了する予定だったが、SNSでの反響もあり急遽15セットを追加。14日まで期間を延長した。海老原館長は「本との出合いは図書館の醍醐味。今後もこのようなアプローチを続けたい」と話した。
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