天王町の帷子橋で、帷子川に転落し流されていた高齢女性を救出したとしてこのほど、救助に関わった林奎良さん(帷子町在住)、土岐辰海さん(神戸町在住・当時)、讃井哲雄さん(西区在住)の3人に保土ケ谷消防署から感謝状が贈呈された。
事故が起きたのは3月28日の午後2時頃。土岐さんは河川に転落した女性を目撃し、直ちに119番通報。別の場所から事故を目撃した林さんが、橋から川岸に設けられた通路に降り、流されている女性を追った。
現場を通りかかった讃井さんは、女性を発見すると「体が咄嗟に動いた」。合流した林さんの呼びかけを受けて衣類を脱ぐと、配管を伝わって帷子川に飛び込み女性を確保。水深は足がつかないほどあったというが、泳いで岸まで搬送し、救急隊へ引き継いだ。
保土ケ谷消防署の小野寺勝署長は「見ず知らずの3人が見事な連携で勇気をもった活動をしてくれたことで大切な人命が救えたことに深く感謝します」と称えた。
水の事故に注意
今夏は、コロナウイルスの流行を受け、各地でプールや海水浴場の営業中止が発表されている。
同署は「立ち入り禁止区間や遊泳禁止区間などの決まりをしっかり守り、自分の身は自分で守れるよう安全に心がけて欲しい」と呼び掛ける。
なお、区内では過去5年間で5件の水難事故が発生している。
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