保土ケ谷警察署で使用される交通安全運動用の音声アナウンスの録音に協力したとして、横浜清風高等学校(植野法稔校長)3年の宮下結衣さんにこのほど、同署から感謝状が贈呈された。
この活動は小・中・高生が主体的に取り組み、交通事故防止活動を推進する「スタートかながわ」の一環。保土ケ谷区内の高校に通う生徒を対象に募集をかけ、宮下さんの協力が決まった。
生徒会の役員を務めている宮下さん。全校生徒の前で堂々と話す姿を見た同校の教諭が、活動への協力を後押しした。宮下さんは完成した音源を聴き「自分の声と違う気がして変な感じがする」とはにかむも「交通安全を呼び掛ける台詞を言いながら、自分の交通安全意識も向上したので良い経験になりました」と振り返った。
八木秀夫署長は「地元の高校生が協力してくれるのはとても嬉しいこと。多くの区民の皆さんに耳を傾けていただきたい」と話した。
今回録音した内容は、各季の交通安全運動や交通安全の日などに合わせた8項目。7月20日(月)までは夏の交通事故防止運動のため、通勤・通学の時間帯に合わせてパトカーが宮下さんのアナウンスを流して広報活動を行っている。
二輪車事故が全体の4割超
今年に入ってからの保土ケ谷区内の交通人身事故の発生件数は212件(7月9日現在)。うち二輪車が関係する事故は90件で、全体の4割以上を占める。これは、市内でもワースト2の発生率だ。昨年同時期と比較すると発生件数は54件減少しているものの、同署の志澤俊雄交通課長は「気を緩めてはいけない」と話す。区内で発生した2件の死亡事故はどちらも二輪車のドライバーが命を落としている。志澤課長は「今夏は新型コロナの影響で近場での行動が増えると思う。良く知っている道だからと油断せず、事故防止に努めてほしい」と話した。
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