学生時代の鮮魚店でのアルバイト、美容師、介護士といった自身がこれまで携わった仕事の現場から得たさまざまなアイデアの種を繋ぎ合わせ、桜ケ丘に暮らす佐久間薫さん(39)が車椅子用雨合羽を独自開発し7月から販売を始めた。
介護士として15年近く訪問介護に従事した際、車椅子利用者が使う雨合羽が脱ぎ着がしにくいものが多く、利用者・家族・介護士ともにストレスを感じている場面に数多く出くわしていた。
そんな中、鮮魚店で使われているワンタッチで装着できるエプロンと美容院のカットクロスを組み合わせることで課題を解消できるのではないかと発想。このアイデアを岩井町のコワーキングカフェで話すと、同所を利用する士業関係者らの後押しを受けた。
昨秋に起業し、開発を進めてきた雨合羽はセパレートタイプで胴回りと背中部分をマジックテープで留める仕様。車椅子ごと包み込むこともでき、脱着の時間が大幅に短縮された。「一般的に介護イコール暗いというイメージがあるが、これからもマイナスをプラスに転換できる商品を提供していきたい」と話す。
きょう13日(木)・14日(金)の2日間、「KIKCAFE」(岩井町29の4)で開発した雨合羽を紹介する内覧会を開く。午前11時から午後5時までで完全予約制。問い合わせは【電話】045・334・1114へ。
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