坂本小学校2年生の永井美釉さんが、段ボール製のコンポストを作りごみを削減する輪を広げようという取り組みを発表した「第3回ジャパンSDGsユースサミット」で最優秀賞に選ばれた。
一昨年8月に鎌倉の由比ガ浜海岸に打ち上げられたクジラの胃からビニール片が見つかったことが契機となり、日本国内でも海洋プラスチック問題に対する意識が急速に高まりを見せている。永井さんは母親と訪れた県が主催するSDGsイベントで涙を流すクジラのイラストを目にし、「何とかしなきゃ」と感じたという。
当初は海岸清掃イベントへ参加しようと考えたがコロナ禍で中止に。緊急事態宣言下の休校時に金沢工業大学の学生団体が企画したSDGs学習を支援するプロジェクトに参加し、出掛けることなくごみを減らすためにはどうすればいいか学生に相談した所、有機物を微生物の働きで分解させて堆肥にする「コンポスト」を紹介された。
仲間を集めたい
段ボールで製作したコンポストに顔を描き「コンポスちゃん」と命名。毎日、家庭から出る生ごみを「コンポスちゃん」に入れながら管理を続け、プロジェクトで自身の取り組みを紹介すると高い評価を受けた。
「今までごみの量について考えたことはなかった。家の中でごみが減ったら外のごみも減ると思う」と学校内で「コンポスト」の輪を広げている。さらに「別の学校にも広がれば。もっと仲間を増やしたい」と永井さんは話している。
|
<PR>
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>