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冬場に潜む脳疾患のリスク 取材協力▽脳神経外科東横浜病院
冬場になると高まるとされている脳梗塞や脳出血のリスク。本紙では脳神経外科東横浜病院の郭樟吾副院長に、脳卒中の予防法や同医院の治療方針について聞いた。
郭副院長によると、気温が下がる時期は急激な温度差で血圧が変動するヒートショックが起きやすくなるため脳卒中患者が増えるという。「若い人は血管をひろげたり縮んだりして血圧を保てますが、加齢による動脈硬化が進むと血管のひろがる機能が弱まり、破裂したりつまったりして脳梗塞や脳出血の発生につながります」という。
予防には、目が覚めてからすぐに起き上がらない、起床後にコップ1杯の水分をとるなどの習慣をはじめ、適度な運動も重要だ。郭副院長は「5分かけて家の周りを歩くなどの運動で十分。無理のない範囲で続けることを意識しましょう」と呼び掛ける。
脳卒中に前兆はあるのか。「脳の血管に血液の塊が一瞬詰まり、一時的にろれつが回らない、言葉が出なくなる、手足に力が入らなくなるといった症状が現れる一過性脳虚血発作(TIA)が挙げられます。このような症状はすぐに良くなったとしても安心せず、病院を受診するようにしてください」
同医院では、開頭手術と脳血管のカテーテル手術を症例に応じて選択する独自の治療体制を敷く。「時間との戦いとなる手術ではその場その場で即座の判断が求められるため、1人の医師がどちらの手術にも対応できるよう日頃から技術革新を続けています」と郭副院長は説明する。
多くの患者に最善の医療を提供するには、医師を支える医療従事者の存在も欠かせない。「当院の全医療スタッフは指示をしなくても医師より先に動けるほどです」と、日々の訓練が1分1秒の短縮につながっている。
脳と関わりの深い循環器やリハビリ、脊椎・脊髄外科も備え、チーム一丸で患者の命と向き合う同医院。「うちは単科病院というよりは特化病院。開院当時から掲げる地域密着型医療を、これからも皆様に提供していきたいと思っています」
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